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薬との賢い付き合い方

私たちの生活に欠かせない「薬」と「健康」のハナシ

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高齢者に多い「ポリファーマシー」と「処方カスケード」

「ポリファーマシー」という言葉をご存知でしょうか。これは、薬の多剤併用によって、副作用などの有害事象が起きることをいいます。人は年齢を重ねると、さまざまな健康問題が出てきて、複数の薬を飲むことが珍しくありません。よって、高齢者はポリファーマシーのリスクが非常に高くなるのです。

たとえば、高血圧や糖尿病、関節の痛みなど、異なる症状に対してそれぞれの薬を服用するとします。一見すると適切な治療に思えますが、薬同士が影響し合い、体に負担をかけることがあるのです。特に高齢者の身体は若い頃に比べて代謝が落ちているため、薬の影響を受けやすく、副作用が現れやすいといわれています。

この副作用によって新たな症状が現れると、その症状を治すためにさらに新しい薬が処方されることがあります。この一連の流れを「処方カスケード」と呼びます。ある薬が原因で副作用が起き、それを改善しようとまた別の薬が処方される、といった具合です。しかし、これでは根本的な解決にならず、かえって多剤併用によって体調を悪化させるリスクが上がってしまいます。

このような事態を避けたいなら、医師や薬剤師とよく相談することが大切です。どんな薬を飲んでいるのか、どんな症状が出ているのかをしっかり伝え、不要な薬を減らしてもらいましょう。また、自己判断で市販薬を追加で飲むようなこともやめましょう。飲み合わせの問題もあるため、きちんと専門家に相談してください。もし身近に高齢者がいる場合は、服用している薬を把握し、多剤併用のリスクがないようにサポートしてあげましょう。

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